久しぶり

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久しぶり

君を忘れた。 そんな嘘をつきたかった。 けれど君を想うと、そんな嘘をつく自信がなくなる。 息がつまりそうだ。 君を忘れたという嘘は、どんな嘘をつくよりも罪を犯した気分にさせる。 世界一悪いことなんだ。 君の瞳を見ていると、そう思ってしまう。 . .
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