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「おおおおぅぅぅまままぁぃぃぃがぁぁぁぁぁっっ!?」
「うるさいぞ、リラン」
「うるさいて!? この状況見て叫ばずに居られるか!?」
「気持ちは分かる。だが行動は分からん」
この状況
簡潔に言えば、馬車がなかった
かわりに、地面に一枚の紙がある。その紙は、僕らがもと居た世界。つまり地球の、更に日本でいう所の、クナイによって止められていた
いわく
【なんか知らないけど、馬車があったんで貰ってく by通りすがりの忍者(笑)】
ふざけた内容にも目が向くが、それより気にすべきはこれが【日本語】で書かれていることだ
こちらの世界は地球とは文化が違い、なぜか言葉こそ僕はなぜか理解できるんだが、文字はわけが判らんし、数字も少々形が違う
もちろん、クナイも忍者もこっちにはない。トドメには (笑) だ
なんとも面白おかしいが、この盗人も確実に転生者だろう
「俺のもの盗むやなんてええ度胸しとるやん・・・・・・、見つけたらただじゃすまへんでぇ・・・・・・、!」
おお、キレてるキレてる、完全に目が怒りに染まってる
全てを救うからといって、腹立つやつには腹立つんだな
「しかしリラン、これからどうする? 街まであと少しだけど、馬車がないのは少々面倒だ」
「せやな・・・・・・、どないする?」
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