◆傍観者と街◆

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「方法一・歩く」 「俺らはかまへんけど、王女様もおるんやで?」 「方法二・走る」 「変わってへんやん」 「方法三・これが本命だな、王女様が乗ってきた馬車を借りる」 「そりゃええわ。でもどこにあるんや?」 「さぁな? 護衛がいるだろうから、そいつらを探せば―――「王女様! 探しましたよ!?」―――、いいんじゃないか?」 「というかもう見つけたんやけど。むしろ見つかったんやけど」 見れば、銀色の鎧身を包んだ女性が一人、かけてくる 青色の髪に同色の目、整った顔だちに、ポニーテールにした髪 ふむ、騎士団長というとこか? そしてこの流れは、僕らが王女様を誘拐しようとしたとか勘違いして―――「む、貴様ら何者だ!? 王女様になにをするきだ!?」―――、リランが決闘する流れだな しかし僕のセリフや思考に割り込むのはやめて欲しい。柄にもなくいらっとする 「別に俺らは怪しいものちゃうよ? ルルちゃんを助けただけやで?」 「ルルちゃんだと!? 王女様になんたる無礼! ここで切り捨てなければ成るまい!」 いや、まて。そんな簡単に人殺しを決意していいのか? 騎士道に反するとかそういうのはないのか?
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