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翌日の月曜日の放課後。
愛美は何食わぬ顔して教室に入ってきた。
「話って何? 久しぶりだよね…彰斗から誘ってくれたの」
「……昨日いた男は誰なんだよ…」
「…ぇ、何言ってるの? 私、カラオケに…」
「昨日キスしてた奴は誰だって聞いてんだ!!!!!!」
「彰斗…見たの?」
信じたく、なかった。
否定してくれるって…「人違いだよ」って…
そう言ってほしかった……
「あれは陸弥君。彰斗と付き合って2ヶ月ぐらいのときに付き合い始めたんだ。もうsexまでしたの。
なんでって? あんたが何にもしないからでしょ?W
大切にしてたから とでも言うつもり? バカじゃないの?W 私はそんなの求めてないから。
幻滅、した? ごめんねー、これが私の本性なの。」
いつもとちがう、愛美の低い声…
「愛美、もう別れ「別れよう…彰斗…ぅっ…ふ…ぅっ…」
…?
「あの子みたいに可愛くなくてごめんね…ぅぅ…っ…」
タタタタタタ…
廊下から、走る音が聞こえる
「はー危ない危ない…私が浮気者なんて噂が広まったらたまったもんじゃないわ…」
「あ、愛美…?」
「別れたいんでしょ? じゃあこれでもう私たちは終わり。おめでとー」
こうして、俺と愛美は他人になった…
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