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「何故いる?」
当然の質問を妖我は薙に問いかける。
「カギアイテタカラ?」
「嘘つけ、また開けたろ?」
そう、また。
今までも何回かあったのだ。
妖我の知る限り5回、いやもっとあるかもしれない。
「まぁまぁ、遅刻しちゃうよ?早くご飯食べて!」
「はぁ…」
溜め息をつきながらもテーブルにつく。
慣れてしまった自分が怖い。
「さて、行くか…」
「忘れ物ない?歯磨きした?」
「ねぇし、したよ。お前はうちの母さんか」
そんなツッコミを入れながらマンションをでた。
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