1話:目覚め―覚醒

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「逮捕状が…?」 「そうだ。手荒な真似はしたくないが、君が抵抗するならば武装使用許可も許されている」 「武装使用許可!?」 思わず大声を出してしまう。 回りも此方を見て驚いている。 「妖我…!?」 「薙…」 「友人かね?仕方ないが、さげてもらえるかな?君にしか用はないからな」 黒いスーツのリーダーは小さく笑いながら言う。 「薙、先に学校に行け。いいな?」 「妖我…」 「いいから…行け」 薙は小さく頷き、その場を去った。 「話がわかる少年でなによりだ。乗ってもらおうか」 「…」 妖我は黙って思考を廻らしながらバンに乗った。
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