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『昨晩、全国指名手配犯大戸修也がイクリプス武装部隊と警察によって処分されました。これは――』
テレビの電源を切り、溜め息をつく。
「またまた偽善殺人ご苦労様だな、イクリプスは」
そう言いながら制服を着る紫ノ野原妖我。
妖我はイクリプスを嫌っていた。
自分の母がイクリプスで働いているが、あの殺人が気にくわない。
「さて…と」
鞄をとり自宅のドアへ歩みを進める。
「いってきます…」
返事が帰ってくる事はない。
それをわかっている妖我はすぐに家をでた。
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