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「よっ…お二人さん早いねぇ」
教室に入るなり声をかけられる。
「あぁ、新太。おはよ」
「おはよー!」
薙と妖我は挨拶する。
挨拶相手は中津新太(なかつあらた)。
妖我の悪友である。
「今日の朝のニュース見たか?イクリプスの殺人処分のやつだよ!」
新太は笑いながらたずねてくる。
「あぁ、見たよ。また殺人だろ。」
「そうそう、薙ちゃんは見た――」
「おい、新太。」
新太が薙にきくまえに止める。
「あ、ごめん…。」
薙は昔父親を妖我の父親と共にイクリプスに奪われている。
そのため薙にとってそういうニュースは不快でしかない。
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