5人が本棚に入れています
本棚に追加
「いいの。気にしないで…。」
薙は無理して笑う。
バレやすい嘘だ。
でも妖我は嘘を知ってて知らないふりをする。
見破れば尚更薙が気にするから。
「新太、宿題はやったか？」
「え…？あ、やべ！やってねぇ!!」
「今回は薙も俺も見せないからな。」
「ちょ…やべぇ！」
なんとか話をそらし、妖我は心の中で安堵の溜め息をつく。
「ん…もうそろそろ皆来るな。」
「早すぎちゃったね、明日はもう少しゆっくり行こ？」
「あぁ、そうだな。」
こうして、学校は始まった。
最初のコメントを投稿しよう！