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――午後16時。
SHRも終わり、薙と妖我は学校の帰路を歩いていた。
「最近…。」
「ん?」
「最近…イクリプスは酷くなってきたね。」
薙は俯いている。
「…あぁ…そうだな。」
それ以上は言えなかった。
何を言うべきかわからなかったのだ。
「なぁ…薙。」
「…ん?」
「飯…作ってくれないか…?自炊は難しくてな。」
だから、薙に元気になってもらうために…薙の得意な事をリクエストして不安を忘れさせようと妖我は思った。
「うん、わかった。妖我の好きなカレー作るね!」
薙は笑ってくれた。
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