6/16
前へ
/282ページ
次へ
「えっと、お、お松さん、 どうして私の名を.....?」 千代子はお松の勢いに圧されながらも 尋ねた。 「よう沖田はんが話してくれはったんどす、ほんに、かわいいお人やなあ」 「組長が....?」 千代子は隣で顔を赤くする総司に くすりと笑い、 お松へと、視線を戻す。 「京へお引っ越ししはるんどすか?」 「ええ、新撰組の人間ですので、 新撰組がどこかへ移動しない限り 京の人間です」
/282ページ

最初のコメントを投稿しよう!

169人が本棚に入れています
本棚に追加