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「えっと、お、お松さん、
どうして私の名を.....?」
千代子はお松の勢いに圧されながらも
尋ねた。
「よう沖田はんが話してくれはったんどす、ほんに、かわいいお人やなあ」
「組長が....?」
千代子は隣で顔を赤くする総司に
くすりと笑い、
お松へと、視線を戻す。
「京へお引っ越ししはるんどすか?」
「ええ、新撰組の人間ですので、
新撰組がどこかへ移動しない限り
京の人間です」
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