169人が本棚に入れています
本棚に追加
「チコ!チコは頭がいいね!!」
そして、満面の笑みで
そういうと立ち上がった
「もう食べ終わったのなら、次へ行こうか」
そしてお勘定をすまし
千代子と総司はまた歩き出した。
「次はどこへ行くのですか」
千代子は次の場所も
楽しみだった。
「綺麗なとこ」
と総司がいう、
曖昧な答えに、
千代子は困惑した
「答えになっていませんよ....」
総司は先を歩き、くすくすと
笑うと、
「まあ、付いていらっしゃい」
前を向いたまま歩き出した、
なんだか背中が広くなった。
まるで知らない人みたいだ
千代子はなんだか、おいていかれるような気がして
総司の背中へ駆け寄った。
「ん、歩くの、速かったかなあ」
離れていた時間は思うより長かった
最初のコメントを投稿しよう!