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「チコ!チコは頭がいいね!!」 そして、満面の笑みで そういうと立ち上がった 「もう食べ終わったのなら、次へ行こうか」 そしてお勘定をすまし 千代子と総司はまた歩き出した。 「次はどこへ行くのですか」 千代子は次の場所も 楽しみだった。 「綺麗なとこ」 と総司がいう、 曖昧な答えに、 千代子は困惑した 「答えになっていませんよ....」 総司は先を歩き、くすくすと 笑うと、 「まあ、付いていらっしゃい」 前を向いたまま歩き出した、 なんだか背中が広くなった。 まるで知らない人みたいだ 千代子はなんだか、おいていかれるような気がして 総司の背中へ駆け寄った。 「ん、歩くの、速かったかなあ」 離れていた時間は思うより長かった
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