Episode.0-0 『  』

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この物語に、終わりは無い。 仮令、語り部が潰えたとしても代替は幾らでも効くし、そも語り部など物語の進行に絶対不可欠という訳ではない。 それはゆるうりと。あるいは、性急に。 目に見える激しさで。もしくは、目にも止まらぬ穏やかさで。 物語は進む。終わり無き先に、終わりではない何処かを求めて。 希求。熱望。それは、奇しくも必然として。 漠然とした確信が、確実な現実を伴って。 収束無き終息へ向かう。
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