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二人で部屋に入り、二人でパネルを操作する。
………異様な光景だな。
「端から見ればカップルだ、ユーちゃん」
「破局寸前のな」
サトちゃんは通常運行中。
まあ今は、そんなことどうでもいい。
久しぶりのカラオケだ、目一杯楽しもう。
なに歌おうかなー、ラ○オンとかサトちゃんとハモれないかなー、ここは無難にfire○flowerにでもしようかなー。
………ダメだ、久しぶりすぎて決めれない。
「なあユーちゃん、俺もう決まってんだけど。先に曲入れていい?」
「あ、悪ぃ。先どーぞ」
サトちゃん、あのイケボでなに歌ってくれるんだろ。
音痴なわけないよな?
それはそれで可愛いが。
『♪~』
…………ん?
このイントロ……まさか。
『ユーちゃんなう!ユーちゃんなう!ユーちゃん、ユーちゃん、ユーちゃんなう!』
何歌い出すんだ聡うううううう!
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