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優しかったキスがだんだん激しくなってきた。
既にあたしの体には力が入らない。
「…はっ…ん…っ」
苦しい…けど、
嫌じゃない
あたし橘のキス嫌じゃない…
ボーッとする頭の中でそんなことを思っていた。
すると橘の手がスカートから出ている太ももに触れる。
!?
「ちょっ…んん…!」
話そうとしてもすぐに口を塞がれできない。
橘の手はゆっくりとあたしの太ももを撫でる。
っ!!
あたしの体はビクンッと反応した。
どこ触ってんの、こいつ…っ
絶対あたしの反応楽しんでる!
と、触られていることに気をとられていると橘はもう片っ方の手であたしの頭を押さえる。
そしてさらにキスを深くした。
さっきまでとは比べ物にならないくらい。
何も…考えられない…
あたしは橘に支えられていた。
『12HRの橘くん、大至急クラスに戻ってきてくださいっ!繰り返します…』
ブチッという音で放送が切れる。
「…た、ち…っ…放…送…!!」
呼び出されたのに止める気を見せない橘にあたしはそう言った。
…言葉になってるかわかんないけど
橘はピタリと止まりゆっくりと唇を離す。
あれ…?
怒って、る…??
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