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季節は流れ夏から冬になった。あたしの中の恋心は誰にも言えずに眠らせていた。
時折見かける田辺を見る度胸がキュンとした。
声をかけようかと思ったりもしたけど、あたしが声を出す瞬間に西野さんが現れた。
そんなときある噂話が流れた。
『田辺が浮気している』
あたしはそれを聞いたときなにを思ったのかな?
嬉しかったのか悲しかったのか。
喜怒哀楽のどの感情にも当てはまらないものが浮かんだのは確かだった。
あたしはその噂を聞いた日、田辺に真相を尋ねにいった。
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