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「それで、そのジンクスにあやかろうって女の子達がいっぱいいて、後夜祭前にみんな一曲目に踊る相手を決めとくみたいなんだ。」
『なるほど…。だからさっき俊が一曲目を誰と踊るのか聞いてきたんだね。』
納得納得。
スッキリした私はテーブルに置いてあったコップを掴み、中のジュースをコクリと飲み干す。
…………。
『………なに?』
話は終わったはずなのに、未だに自分に向けられるみんなの視線に首を傾げた。
そんな私に俊が今度は口をヒクヒクさせた。
「だ、だからね。瑠羽ちゃんは一曲目、誰と踊るの?」
ああ、その事か。
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