プロローグ“僕と君”

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僕の大切な眠り姫。 眼を綴じたまま、安らかで落ち着いた呼吸を繰り返す。 産まれたばかりのようになめらかで、真白い肌を見せる君。 あの時の傷は……もう消えたね。 もう痛くないんだよ? 大丈夫なんだよ? そう呟きながら、そっと、優しく右の手のひらで彼女の頬を撫でる。
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