第1話

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「なに笑ってんだよ」 思わず薄気味悪い笑いをしてしまった。 「じゃあ私が振ってあげる! 人生初の失恋を味わいなさい! あたしはあんたのことを好きになんてならないからね」 私はそう吐き捨てて、屋上から姿を消した。 ところで… 何であいつは、あたしに目をつけたんだろう? まぁいいか 「千香ー!」 私は教室にいた、千香に抱きついた。 「どうしたの!? 何かされたの? もしかして、愛の告白を受けたとか?」 千香の予言は当たっていた。 だから、正直に打ち明けることにした。
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