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ほむら「は、はい・・・。」
そこからは、いつも通り。飽きるほど繰り返したやり取りだった。
ただ、2年間だけ時間が経過していたーー
ー退院後、ほむら宅ーーー
ほむら(いったい何なの?この時間軸は……)
自宅に帰ったほむらはおもむろにテレビをつけた。
ピッ
専門家「まずこの国の教育体制は………」
ピッ
女性アナウンサー「……明日はあいにくの雨で…」
ピッ
歌手「……アオイィィトリィィィ……」
ほむら「……ダメね。有力な情報は特に…っ!」
思わずチャンネルを回す手を止めた。
アナウンサー「これで、見滝原高等学校連続失踪事件の行方不明者は5人となりました…。」
ほむら「見滝原“高等“学校…!?それに行方不明者ですって?」
テレビに映っていたのは幾度も通いつめた学舎。
しかし、その校門の石碑には…
《私立見滝原高等学校》
ほむら「はッ!転入の案内は…。」
ポストに入っていた転入の概要が書かれた手紙を確認する。
《見滝原高等学校への転入のお知らせ》
ほむら「……やっぱりね…。」
わたしが通うのは、やはり件の見滝原高校らしい。
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