始まり

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「みなさん、こんにちは。 バスケ部キャプテンの黒崎です。秀明高校のバスケ部は あまり盛んではありません。 それでも興味がある人は、入部してください。 以上です。」 「んだよ、今の。 あのキャプテンやる気ねーな。」 「それより勇人、県内一弱いって言ってたぞ……。」 舜也の顔が驚きを通り越して、呆れたような顔をしていた。 「まじかよ!? 弱いとは思ってたけど そこまでか…。」 秀明高校のバスケ部はここ数年公式戦で一勝もしていない。 そんな状態が続き、今では県内で一番弱くなっていた。 「確かに県内一弱いとは ビックリだわ…。 でも これから2人で強くすればいいんじゃない?」 2人で話していると突然横から桜が言ってきた。 「それも そーだな。 良いこと言うぜ、桜」 「じゃあ、さっそく明日入部届け出しに行くか。」 「こらっ。 そこの3人うるさいぞ。」 数学の先生であろう先生に睨まれていた。 「すいません…。」
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