始まり

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「いやー 相変わらずすげーな、舜也ん家は。 体育館もってる家なんか 日本中探してもこの家だけじゃねーの。」 「私もそれ毎回思う…。」 舜也の親は、父親がA大学の教授で名門バスケ部のコーチでもある。 母親は、大手スポーツメーカーの社員で とても子持ちと思えない程美人である。 母親も若い頃にバスケをしていたため、舜也がバスケを始めたと同時に体育館を作り始めた。言わば俊也は 金持ちの坊ちゃんなのである。 「よしっ。バッシュはけた。 じゃあ さっそくシューティングだ。」 「待ちなさい。 ちゃんとストレッチしてからやらなきゃダメでしょ。 ケガしても知らないわよ。」 「はいはい、ごめんなさい。」 「はいは1回。 じゃあ座って。ストレッチ手伝うから。」 「はい。これでOK。 シューティングしていいわよ。」
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