澄んだ空より プロローグ

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「いやぁ…私の闘争心に火が付いちゃってさ…えへへ」 「えへへじゃねえよ!全然可愛くないんだよボケ!」「そんな事よりこのままだと階段から落ちちゃうよ!!!!」  朴が前方を指さしながら言った。 朴の言う通り、ほんの数メートル先に俺たちを奈落の底へ突き落とすような闇が広がっている。 廊下の端はプッツリと途切れていた。 さらにその先には大きな窓があって、地獄火炎のような夕日が見える。 総じて、目の前の景色は地獄そのものだった。 俺たちを乗せた台車の車輪は、輪入道のように炎を上げてガラガラと回転し、勢いを失う事無く俺達を乗せて地獄へと着実に進んでいる。
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