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「…今度の日曜日、お、俺とデートに、」
…さて、突然だが……俺の恋愛小説は残念ながらここで終わってしまう。
・・
彼らは、俺に恋愛小説を書く事を許してくれない。
俺にあと一言を言わせる隙を、決して与えてはくれないのだ。
『どけぇえ――!!!!!』
突如平穏な空間に入り込んできた喚き声。
そしてなにやら凄まじい轟音も、周囲の悲鳴を交えて聞こえてきた。
何だよ…こんな時に!!今良いところだったのに……!!
振り返り、俺の素敵青春時間を邪魔するものへ鋭い視線を向ける……ん?なんだあれ!?
……何かがこちらに猛スピードで向かってきている…!
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