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『誰か止めてぇぇえええ!!』
そう叫びながらでこちらへ向かってくるその正体とは果たして…教科書などを運ぶのに使う台車に乗った生徒が二人…。
まぁおそらく、台車に乗って遊んでる内に加速して止まらなくなり、暴走機関車の如く校内を走りまわっているのであろう。
こういう野蛮な連中とは関わらない方がいい。
俺は再び彼女との二人きりの世界へと戻る事にした、が…。
『おーい澄ー!!助けてくれぇぇえええ!』
俺の名前を叫ぶ、良く聞き慣れた声が耳に入った。
『澄ちゃん!とめてー!!』
この女の声にも、よぉーく身に覚えがある。
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