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「そうだったんですか」
会長がそう言うんだから大丈夫なんだろう。
「それで、どうかなさったんですか?なにか問題でもありましたか?」
と、会長が国井さんに聞く。
「いや、問題とかそう言うんじゃないんです。ただそっちのチアの子に用があって」
と、国井が答える。
え?
チアの子ってもしかして俺のこと?
「私になんのようですか?」
まさか、いい年したオッサンがJK(本当は男)に一目惚れしたとか言いださないよな?
「モデルとか興味ない?」
あぁ、モデルか。
うわ、自分に惚れたんじゃないかって、どんだけ自意識過剰なんだよ俺は!
恥ずかしい…。
くそ、ただのもでるかよ…もでる…モデル?
「え!?モデルですか?」
「そそ。キミならすぐに人気モデルになれると思うんだよね!」
「えぇぇぇ!?」
俺がモデルって、なんだそれ!?
「これってもしかしてスカウトってやつ?」
「すごいじゃないですか!」
と、美咲と志保も驚いている。
「いやいや、モデルなんて無理ですよ!」
メンズモデルなら喜んでうけるが、女としてのモデルは絶対にいやだ。
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