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俺の名はレン。
大都市の外れにある小街に住んでいる。
とはいっても、人口は30万程いて、決して発展していないわけではない。
親はもういない。俺が10歳の時に死んだ。
あれは一瞬の出来事だった。
大都市にある科学研究所で生物実験が行われていたのだが、突然変異を起こし巨大化したマウスが各地を襲撃した。
マウスと聞くとかわいい感じがするが、科学者達は一体何をしたのだろうか、俺の目に映ったのは4~5mあろうかという竜や3mほどの大熊のような生物だった。
こいつらは瞬く間に街を食い尽くし、滅ぼした。
俺は親に連れられ、大きい木箱に押し込められた。
ここから動いちゃダメだぞ、いいな
そう言って、2人はいなくなった。
2人は何をしに行ったのか。
俺は好奇心に負けて木箱から出そうになったが、外から聞こえてくる悲鳴や爆音にすくみとうとう出ることは無かった。
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