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俺は、絶望に明け暮れた。 またいつ襲撃されるか分からない。しかも10歳の俺には生きる手立てが無い。 生き残った人もいたが、俺と同じ思いだったようだ。皆の目に生気は無かった。 変わらない日常が、一日にして変わってしまった。 俺は、かつて学校だったところにへたり込んだ。 もうここで死んでしまおう。 そう思っていた。
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