城の生活

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とりあえず、政宗の部屋に向かった。 「…結構散らかってるね。」 「別にいいだろ。」 書類がたくさん並べてあるね。 あれ…? これはたくさんじゃなくて大量だよね。 「まさかコレ全部…。」 「片付けてくれ…。」 (左様ですか…。) 「でも、どれが必要なのか分からないよ?」 「…そうだな、お茶持ってきて」 「了解~。」 台所に向かい、お茶を入れ る。 (戦国時代って紅茶無いんだった…飲みたいな。) わたしはお茶を作って部屋に戻った。 「はい、お茶。」 「ありがとう…ゴクッ… …本当にこれお茶か?」 「そうだよ…?」 政宗はお茶を見ながら言う。 「味薄すぎだろ…。」 確かに、わたしは薄味主義だ。 「そうかな…?」
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