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それからミノルくんは
カメラや照明器具をいじりながら
私たちと他愛もない話をしていた。
すると突然、ガチャリ。と
扉が開く音。
マキと私がそちらを見る。
「あ、やっと来た!
も~遅いよ~!!」
ミノルくんがそう声をかけた相手は
ゆっくりと教室の中に顔を出した。
ーうわ・・・。
そこに現れたのは
背の高い男のひと。
アゴまで伸びている黒髪には
ゆるいパーマがかかっていた。
一瞬、外人さんかと思うような顔立ち。
「え・・・
ちょうカッコいいんですけど・・・」
隣でマキが小さくつぶやいた。
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