6人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの・・・私でいいんですか・・・?」
だって、ミノルくんはマキに声をかけたのに。
マキも驚いた様子だった。
「あ、ごめんね。
僕、モエちゃんとマキちゃんのこと
何回か学校で見かけたことあって。
なかなか声をかける機会がなかったんだけど
この間の朝、たまたま学校に行ったら
偶然マキちゃんが歩いてたから。
マキちゃんに話をすれば
きっとモエちゃんにも伝わるだろうと思って。
僕が作りたい作品のイメージに
モエちゃん、ピッタリなんだ。」
そう言ってにこっと笑うミノルくん。
私は、マキに申し訳なく思い
困惑した顔でマキを見た。
するとマキは苦笑いで
「モエ、うちらやるって決めたんだから。
ミノルくんのモデル引き受けな!」
と言ってくれた。
最初のコメントを投稿しよう!