プロローグ*

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その日も いつもと同じ注文を済ませ 疲れた私はすこし目を閉じた。 変わりばえしない日々。 ときどき自分の向かう先が 分からなくなる。 ため息が出そうになるその時。 有線で流れていた曲が ふと耳に止まった。 聴き覚えのある曲。 でも、ちゃんと聴いたことはない。 目を閉じたまま 私は音楽に耳をかたむけた。
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