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学校のすぐそばにあるファミレスにつくと
私たちはドリンクバーを頼む。
「もー!まじ予想外だったあ!」
そう言いながら
ファミレスの机にふせるマキ。
「ミノルくん、モエ狙いかあ・・・」
ぼそっと呟いたマキの言葉に
思わず私は吹き出してしまった。
「マキ・・・
ミノルくんはそういうつもりじゃないでしょ。」
笑いながら私はマキに言った。
「そんなこと言ったら
今までミノルくんのモデルした子みんな
ミノルくんの餌食だよ。
でもそんな子に見えなかったじゃん。」
私が冷静に突っ込むと
マキは「そうだよね・・・」と言って体を起こした。
「ミノルくんのモデルにはなれなかったけど
これからいくらでも会えるし!
ヤスさんも相当イケメンだし!
よし!ヤスさんのモデルがんばる!」
吹っ切った様子のマキは
いつものイケメンハンターに戻り
今日のことについて
ああでもないこうでもないと
何時間も話をした。
このときの私たちは
新しい出会いと
新しい環境に
心躍らせていた・・・。
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