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ひ、ひぇっひえぇぇ!!
ちゅ、ちゅーしたよ、この俺様ちゅーしてやがりますよ!
会って数十分なのにし、しし舌入れてっるっ!
思わず桐生先輩の行動に呆然とする。
相当な間抜け面をしていたと思うが、周りの生徒も凄まじい形相で凄まじい声をあげて騒いでいた。
「ぎぃぃややあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー……」
ただ叫ぶだけで、誰も言葉にできない。
そんな周りの反応を全く気にすることなく、桐生先輩は少し目を細めてキスを続ける。
身長差で上を向いてキスを受ける鈴原。
頬は赤らみ涙の膜がうっすらはっていて、漏れる喘ぎ声は甘い。
な、何かエロ…
はっ、いやいやいやいや何考えてるんだ俺ないないないない。
思考が斜めに行きそうになったので慌てて顔を背ける。
それでも聞こえてくる水音に、俺は顔が熱を持つのを感じた。
恥ずかし!
何だよこの空間!
「食堂イベント会長フラグktkr!!」
向き直った先には謎の呪文のような言葉を唱える変人がいました。
何で俺こいつと親友やってるんだろ。
騒ぎに紛れて興奮している空斗からも顔を背ける。
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