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どうやらこいつらはスカルとかいう暴走族の一員で、この学園にいるキャッスルって暴走族のベルって人を捜しに来たみたいだ。
桐生先輩達の目をかいくぐり、丁度いいとこにいた俺達を人質にとって手っ取り早く炙り出すつもりなんだろう。
てことは、現状人質2人は非常にマズいよな。
「ちょっとおにーさん」
「あぁ?」
「人質は2人もいらなくない?この子俺のかわいー後輩ちゃんなんだよねぇ。俺は大人しく人質のままでいたげるからさ、この子は放したげてよぉー」
「ちょ、凛灯先輩何言ってるんすか!?そんなのダメっすよ。大体捕まったのは俺のせいだし、凛灯先輩は会計様なんすから先輩が解放されるべきっす」
「こんな時に会計とか関係ないよぉ」
「先輩にもしものことがあれば大事なんすよ。もっと自分の価値を理解して下さい」
「価値とかそんなもの人類みんな平等でしょうが。俺はさくまけんを大切に思うから言ってるのぉ」
「俺にとったら凛灯先輩が大切っす!」
「うるせぇ!!誰が解放するっつったよクソガキ共、てめぇらはベルをおびき寄せるための餌だ。ガタガタ抜かすんだったらぶっ刺して違う奴に変えるぞ」
その言葉に俺達は口を閉ざした。
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