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でも結局フラフラ帰っている最中桐生先輩に見つかり生徒会室にりたーん。
俺は同じ場所をまたファイルで叩かれじんじんする顔を押さえながら、大人しく座っていた。
隣には同じくファイルで叩かれ瞳を潤ませている彼方先輩、その前には同じように痛がっている遥先輩、そして俺の目の前には同じく叩かれたのは言わずもがな、全身でしょんぼりしている水門先輩。
日向先輩は「いつもの恩を忘れたなんて言いませんよね会長?」と真っ黒黒すけな笑顔をしていたので、桐生先輩はあげた腕をソロソロと戻していた。
恐るべし副会長。
「そーいえばさぁなんであまねんはみんなのいるとこが分かったのぉ?」
電話でもしたんだろうか、と不思議がる俺に桐生先輩はいたって普通に言い放った。
「何年一緒にいると思ってやがる、誰がどこにいるかぐらい検討はつく」
日向先輩は図書室。
双子先輩は森の中の公園。
水門先輩は温室。
「立花ならきっと中庭の噴水のそばにある大きな桜の木の上だろ」
…正解なのが腹立つ。
「なら天音は屋上ですかね」
日向先輩の予想に面白くなさそうに黙り込む桐生先輩。
会長だってバレバレじゃんかよ。
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