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呆れた顔の空斗を無視して壇上を見上げる。
「うーん、時々難しい単語があってレベルが高いねぇ」
「俺あんま英語得意じゃないからなー」
二人でそんなことを話している間に、えーっと…名雪先輩?ビクラム先輩?ジーン先輩?どれか分かんないけど英会話部部長さんが退場していった。
それからも運動部文化部様々な部活動が入れ替わり立ち替わりアピールしていく。
理科部の実験が面白かったな。
フラスコに何かを混ぜたらモコモコが吹き出してビックリした。
二時間が経ち全ての部活動紹介が終わりお昼休憩のアナウンスが入る。
生徒がザワザワとしながら体育館から出て行く。
俺達も帰ろうかと席を立った時空斗が首を傾げた。
「そういえば凛灯、生徒会の仕事はないの?」
「あ」
と俺は間抜けな声をあげて思わず固まってしまった。
「舞台裏のぉ誘導俺の仕事だったー」
「マジで?…あ」
俺に続いて空斗も間抜けな声をあげる。
正確に言うと俺の後ろを見て、だけど。
嫌な予感にぎぎぎ、と後ろを向くと。
「ええ、舞台裏が一人担当がいなかったので大変でしたよ」
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