新入りという名のもとに

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舎房に向かっている途中みんな眼 で合図を送りながらニヤケていた ここで人物紹介。 登場人物は俺も含め有名人も多い から仮名とさせて頂きます。 まず千葉のナカジ。刑期は6人の 中で最長の7年。俺と同い年で千 葉の稲○会京葉○熊一家の人間。 次に埼玉のナカオ。 一つ年上で山○組系の健○会の 人間で4年。 次に大ちゃん。 歌舞伎町の人間で山○組系あ○え 組の人で刑期は3年8月。 一つ年上。 群馬のトミ。堅気で刑期3年10月 同い年。 最後に栃木のショウリ。 山○組系の角○一家。刑期は4年弱 一つ年下。 このメンバーで新入訓練を送るこ とになる。 独居に入り疲れがどっと出た。 だがやらなければいけない課題が ある。課題を済ませたと思ったら 「点検よぉぉぉい」 と夕点検の号令がかかった。 オヤジが俺の房に来て 「番号ぉぉ」と叫んだ。 「280番」と返す。 そして隣の房に続いていく フロアーすべてが終わり 「直れぇ」 と再びオヤジの号令に 合わせ点検終了。そして夕飯。 食べ終わり仮就寝まで、この先 やっていけるか不安になった。 そして仮就寝になり布団を 敷き横になりながら、 「これからどうなるのだろう」 と思い馳せた。 だが睡魔に勝てるすべもなく俺は 懲役の唯一の自由になれる微睡み のなかにのまれていった。
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