―Tウイルス―

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「よし。生存者確認。」 「こんなに、殺られたのか?」 院内から、帰ってきた隊士は驚きを隠せない。 道端に、血液を流し倒れている隊士に群がるアンデット。 「犠牲者を増やさないためにも、早く車に乗れ。」 指示があり、アンデット側にグレネードを一斉に投げる。 地響きがあり、煙が立ち込める。 「今だ!乗り込め!」 ぞろぞろと車に入り込むSAT隊士。 エンジン音を響かせながら、走るSATと刻まれた車。 だが、四台あったはずの一台は、人数減少により、国道に置き去りにした。 「これから、Aチームと合流。素早く展開するぞ。Aチームと本部の周りを固める。いいな?」 返事をする隊士。 「無線では、本部に落ち合う形をとっている。」 予定を話すと、車は本部へと進む。 だが、このとき、既にAチームは壊滅していた。
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