12人が本棚に入れています
本棚に追加
「よし。生存者確認。」
「こんなに、殺られたのか?」
院内から、帰ってきた隊士は驚きを隠せない。
道端に、血液を流し倒れている隊士に群がるアンデット。
「犠牲者を増やさないためにも、早く車に乗れ。」
指示があり、アンデット側にグレネードを一斉に投げる。
地響きがあり、煙が立ち込める。
「今だ!乗り込め!」
ぞろぞろと車に入り込むSAT隊士。
エンジン音を響かせながら、走るSATと刻まれた車。
だが、四台あったはずの一台は、人数減少により、国道に置き去りにした。
「これから、Aチームと合流。素早く展開するぞ。Aチームと本部の周りを固める。いいな?」
返事をする隊士。
「無線では、本部に落ち合う形をとっている。」
予定を話すと、車は本部へと進む。
だが、このとき、既にAチームは壊滅していた。
最初のコメントを投稿しよう!