12人が本棚に入れています
本棚に追加
―気が付くと、たった一人で白い部屋に眠っていた。
起き上がると、腕に痛みが走る。
腕に目線を会わせると、注射器で刺した痕があった。
朦朧としながら、外を探す。
廊下を歩いて、外に繋がる扉を開ける。
頭がはっきりと回るようになると、自分の身なりに気付く。
黒いスーツに、両足のベルトに拳銃が二丁。腰のベルトには、日本刀の柄が一本。
「柄?なんのために。」
柄を取り出すと、小さく黒いスイッチがある。
少し、力を入れてスイッチを押してみる。
すると、たちまち柄から黒刀が静かに飛び出す。
周りに目をやると、炎上してる車。アスファルトにべったりと血液が付いている。
「なにがあった。」
刀を仕舞い、拳銃を構える。
最初のコメントを投稿しよう!