始まりのあの日

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「ん?あれって・・・」 「どうかしたの?レイ君?」 どうやら朝の嫌な予感が的中したらしい 「おい、いそいで帰るぞ」 「なんでだよ」 「俺の見える限りじゃ、すごい勢いでこっちに悪魔みたいなのが来てる」 「先言えよそれ、ほら楓行くぞ」 「うん」 全力でこっちは逃げているのにもかかわらず明らかに後ろにいるはずの追跡者の方が速い (マズイな。速すぎる、しかも数が増えてやがる) 「えっ?レイ君?なんで止まってるの?」 「先に行け、必ず追いつく」 「なんでだよ!」 「いいから、早く行けっ!」 「分かった、行くぞ楓」
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