はれたらいいね

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「なーんーでーもーないー」 僕は新聞をベットの上に放って掛け布団の上に横になった。 「全然何でもなくないじゃん…」 コトリ、ゴトリ、雅也がグラスをテーブルに置いた音がした。 それから、 「……ああ」 なんだ、と言って僕が頭の上に放り投げた新聞を雅也はベットに膝を乗せて拾い上げる。 横に寝る、僕の上を雅也の腕と上半身が通過するも僕は目を閉じたまま向きをかえなかった。
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