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学校へ向かった俺はいつもと同じように授業を受ける。
時々零次の姿を見かけたが零次が俺を見ることは一度も無かった。
そんなことわかってたはずなのにどこか寂しかった。
授業が全て終わり俺は学校を出た。
そして今日もいつもと同じように家に帰ろうと歩みを進めた。
でもこの日だけはいつもとは違った。
俺は一枚のポスターの前で足を止めた。
(夏祭り…もうそんな季節か…)
あの約束から10年…………俺はいつまでもお前を待てばいい?零次……。
俺の瞳からは涙が止まることを忘れ止めどなく溢れ出した。
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