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次の日の朝、まだ昨日の光景は脳裏にこびりついていた。
俺も自分の気持ちに気付けない程鈍感ではない。
俺は
俺は赤城に惚れたんだと思う。
初めての恋がまさか男だとは流石にびっくりしたがそれでも俺は赤城の事が好きなのだろう。
元々男子校というのもあって特に偏見もなくすんなり受け止める事が出来た。
しかし一つ問題があった。
(俺、赤城の事何にも知らねぇじゃん!!)
確かに俺は赤城の事を何一つ知らなかった。
まぁその事は噂話を得意とする友達に聞けば良いかと考える。
そうこう考えているうちにそろそろ家を出る時間が近付いてきた。
俺は身なりを正すと玄関へと向かった。
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