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「こっちも驚いたって。朝から何度電話かけてもお前出ないじゃん。しかもしまいには着信拒否しやがるし。理由は来てみたら分かったけどさ」
枕元に携帯放りだして爆睡してんだもんな。--そう締めくくって、呆れたような色を混ぜながら面白そうに笑った。これでしばらくは笑い種にされるのだろうか、二葉は頭を抱えながら「ごめんって」謝りながら弁解した。--「だって眠かったんだよ」
でも全然覚えていない。寝ぼけていて番号も確認せずにいたのだろう。
「惜しいことしたな。だったら起きればよかった」
いつになく素直に呟いてみせるのは、--それは、眠りすぎた頭のせいだろうか。
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