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そして眼鏡は「でも・・君から殺すとは限らないよ?ふふ。」と笑って眼鏡は将斗の前から消えた。
眼鏡は素早く姫の所に行き姫に刀を振り下ろしていた。
将斗は「てめぇ!」と叫んで素早く姫の前に行き眼鏡の刀を受け止めたが・・自分の身体を張って止めるのが、やっとだった。
眼鏡の刀は将斗の肩に刺さっていた。
姫は驚き「将斗!」と叫んだ。
「大丈夫だ。それより姫にカスってないか?」と優しく将斗は姫に微笑んだ。
「うん。だけど将斗の肩・・」と言ってる途中の姫に。
「何ともない。姫が傷付く方が堪えるからよ?」と将斗は笑って言った。
「将斗!でも!」
「心配すんな?これ位のハンデは必要さ?」と言った将斗は眼鏡を見た。
「おい!次に変な真似したらグチャグチャにすんぞコラァ!」とヤンキー口調に久々に戻った将斗は猛烈にキレていた。
「肩痛いんだろ?無理はしない方が良いよ?」と笑ってる眼鏡の顔面に強烈なパンチを将斗は入れた。
眼鏡は吹き飛び将斗に刺さった刀も一緒に抜けた。
そして刀が抜けた肩から血が吹き出した。
それを見て姫は「いやぁぁぁ!」と泣き叫んだ。
出血でフラフラの将斗は「血の気多いから少し抜いただけだからよ?だから姫は心配すんな?」と将斗は、それでも姫に微笑み続けた。
「姫に悲しみは絶対に与えない・・そして必ず俺が守る!」と気力で立っていた将斗だった。
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