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そうして突っ込む事となった二人は将斗が先陣きって今川勢をバタバタ倒して行き時々油断して後ろから斬られそうになった所を華姫奈が弓矢で的確に脚に命中させて信長本陣に近付いていた。
「華姫奈!信長本陣だ!」
「やっと着いたのね。」疲れきった華姫奈は取り敢えず無事に着いて安心したその時!
「チッ!華姫奈やべぇ!信長本陣まで今川来てやがる!」
将斗が言うのを聞いて見ると確かに今川勢は本陣まで来て信長らしき人物がピンチだった。
「助けるぜ!」と将斗は言って走りだした。
「ちょっと将斗!もう!」と不貞腐れながらも華姫奈は弓矢なので充分今の位置からでも手助け出来た。
今川勢の一人が信長らしき人物の後ろから
「信長の首貰ったぁ!」と斬りかかる寸前の大ピンチだった。
将斗が「ちっ!間に合ってくれ!」と猛ダッシュしたが間に合いそうに無かった。
しかし弓矢の華姫奈は冷静にそのピンチを遠くから見つつ既に弓矢を飛ばしていた。
将斗の横を弓矢が物凄いスピードで横切り、そして斬りかかる兵士の腕に命中。
兵士は「ぐあっ!」と手から刀を落とした。
「さすが華姫奈ちゃん!やってくれるぜ!」と将斗。
「ちゃん付けしても嬉しくないし!てか今の一発で弓矢は終了。将斗後はアンタ一人でも行ける人数でしょ?」と華姫奈が言った。
「当然!」と将斗は信長らしき人物の所に到達すると、10人くらい居た今川勢をアッサリと片付けてしまった。
それを見て呆気に取られてた信長らしき人物に将斗は声かけた。
「アンタが信長かい?信長なら俺達二人を雇ってくんねぇか?」と言った将斗に信長らしき人物が振り向いたが!?
将斗は見てビックリ!信長らしき人物が振り返ると絶世の美女が将斗を見ていた。
思わず将斗は「誰?」と言ってしまったが、その美女はイラッとした顔で
「誰とは何だ!無礼な奴だ!この信長様に向かって誰とは!ここで首をはねられたいの!」と言ったのを聞いて将斗は
「信長だって!おい?華姫奈?信長って男だよな?」と思わず聞いてしまった将斗。
冷静で頭の良い華姫奈は私達が知ってる歴史はもう既に変わっているのであれば信長が女の子になって居ても不思議と言えばかなり不思議だが事の重大差を理解出来ていた。
そんな将斗を無視して華姫奈は「信長様ですね?私達は行き場を無くした者で御座います。」と言い。続けて
「この度信長様に仕えたく勝手に戦に参加した無礼をお許し下さい」と華姫奈は言った。
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