タイムスリップ!

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毎日喧嘩に明け暮れてるヤンキー三神将斗(ミカミマサト)。 「昔の時代は天下取りとかすげぇよなやっぱ!俺も喧嘩で日本中のヤンキーのトップに君臨してやるぜ!」と今日もやる気満々にツッパリ道まっしぐら。 と、そこに喧嘩に出掛けようとしてる将斗にお馴染みの姫野華姫奈(ヒメノハルナ)が「将斗!アンタって本当喧嘩ばかりしてバカじゃないの!」と現れた。 「ゲッ!華姫奈!」俺は、この幼馴染みの姫野華姫奈が苦手だった。 歴史マニアな点は一緒で気が合うのだが華姫奈は名前に姫が二つも入るのが解るくらいの美人で学校一のマドンナなのである。 そして何かと喧嘩に口を挟んでウルサイ華姫奈が邪魔だし喧嘩の妨げになるので嫌だった。 「今日こそは学校一緒に行くわよ」と華姫奈が言い出したので「行かねぇよ!」と言ったら耳を引っ張られ……「いてぇよ!華姫奈!」 「うるさい馬鹿!オバサンに心配ばかりかけてんじゃないわよ!喧嘩で天下取りとか訳解らん事言ってないで学校にきちんと行きなさいよアンタ!」 揉めている所へ初老のジジィが現れて声をかけてきた。 「ふぉ、ふぉ、ふぉ。そこのお二人仲が良いのぉ」といきなり声をかけて来たので 「おい!ジジィ!目見えてんてのか!こらぁ!どこをどう見てこの状況が仲良く見えるんだよ!」と将斗がヤンキー口調で言うと 華姫奈がまた耳を引っ張って「将斗!アンタって本当に口悪いわね!」と言い。 「すみませんお爺さん。気分を害されたと思います私が代わりに謝りますので本当にごめんなさい」と勝手に華姫奈が誤りだした。 喧嘩で詫びた事の無い将斗は「俺は誤ってないからなジジィ!俺はな喧嘩で負けた事も無いし詫びた事も無いんだよ!解ったか!」と言うと 「将斗!アンタ本当に、いい加減にしなさいよ!」とまた耳を引っ張られてると 「ふぉ、ふぉ、ふぉ。元気と勇気が有りそうな若者じゃ」と言うとジジィが何かを差し出して来た。 そして「この本をやろう」と一冊の本を渡して来た。
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