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華千代が悲しい顔したのを見た信長は困ったようで。
「解ったわ。墨俣に一夜で城を造る作戦の猿の補佐になりなさい!そこで見事一夜で城を建てたのであれば軍師として認めるわ!出来るかしら?」と信長が言うと
「簡単でございますよ姫様。一夜で城を造る何て造作もない事です。私なら一夜所か1時間で造れますよ?」と言った松川さんにビックリした信長は
「う、うそ!一夜でも大変なのに1時間ですって!法螺話しなら打ち首じゃ済まないのよ!解って言ってるの?」と信じられない発言をした松川さんに失敗すれば死を言い渡して本当かどうか確認する信長。
「法螺話しではありません!姫様の戦に合わせて直ぐにでも建てます!出来なければ打ち首で大丈夫です!」と自信たっぷりに言われた信長はもう何も言えず
「そう……なら解ったわ」と言うのが精一杯だった。
城を出て墨俣に一夜城の打ち合わせするのに出た俺と松川さん。と信じられない発言して心配になった華千代が追い掛けてきた。
「彩奈!どうやって1時間で建てるつもり!彩奈が天才でも無理だわ!今から一緒に姫様に謝りましょう?」と華千代が言うと
「華姫奈ちゃん?本当に建てれるから言ったんだよ。ちゃんと策はあるから大丈夫」と笑顔で言った。
俺も華姫奈も策が浮かばず成す術なく途方にくれていたのに松川さんはアッサリと策が浮かんだらしい。
さすがは半兵衛の申し子か。いやジジィは半兵衛も越えてると言っていたからな。とか将斗が思ってると
「そう言えば半姉様ってさっき言ってけど誰なの?彩奈にはお姉さん居ないじゃない?」と華千代が言うの聞いて
「華姫奈?驚くな!松川さんは俺達よりも早く戦国時代に飛ばされてて、そこで何と!あの竹中半兵衛と暮らしていたんだ!」と言うと
「えっー!竹中半兵衛って言ったら戦国時代の名軍師じゃない!えっ半兵衛がお姉さん?半兵衛も女性だったのね?」と驚き聞いた華姫奈に
「うん。凄く綺麗な人だったよ。病気で死んじゃったけど……だから私は死ぬ定め。死ぬ前に私が見付ける事が出来た天賦の才の娘に全てを伝えますって色々教えてくれたんだ。」と松川さんが言うと
「あの半兵衛が亡くなっていた何て……じゃあ彩奈は半兵衛よりも?」
「あぁ。何せ未来の天才と、この時代の天才が合わさったんだ鬼に金棒だな」
「考えただけで怖いわね?」と華姫奈が言い。
続けて俺と華姫奈が知りたい確信に触れた。
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