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「何かムカツクな!多勢に無勢がムカツク」
「止めなさいよ将斗!関わらない方が身のためな感じするし・・」と華姫奈が言うのを聞く訳が無い俺。
「いや助ける!男ならタイマンだろ!」
「はぁ!意味解らない事言ってないで絶対ダメよ!」
一旦喧嘩上等魂の火が点くと止まらない将斗。
「助けるぜ俺は!」と走りだした。
華姫奈が「ちょっと将斗!待ちなさいって!」と騒いでたが
無視して追いかけてる侍らしき奴に豪快な飛び蹴りを喰らわした。
蹴った衝撃で侍が馬から落ちて「ぬぉ!何奴じゃ!」と立ち上って俺を見た。
「むっ!何と面妖な格好の奴じゃ!もののけか!」と言って来たので
「どう見てもお前らのが、もののけだろ!てか、そんな侍みたいな格好して変態か?」と侍を一喝したら
「侍に決まっておろう!おかしな事言う奴じゃ!やはりもののけじゃな!成敗する!」と刀で斬りかかって来たので、斬撃をサラリとかわして侍の顔面に強烈なパンチを入れた。
「男なら喧嘩に刃物使うんじゃねぇ!このカス野郎!」と言うと
ヨロヨロと立ち上がった侍は、
「やはり!もののけじゃ!?素手で刀とやり合う馬鹿なのど居る訳がない!しかも斬撃をかわす様はもののけ!引け!もののけ相手では分が悪い!」と叫びながら逃げて行った。
そこに華姫奈が走って来て「将斗!アンタは馬鹿?何で関わるのよ!」と怒ってる。
「だってよ、多勢に無勢は卑怯だろ?」と言うと
「アンタは本当に何も考えない馬鹿ね!私の推測が正しければ私達は戦国時代にタイムスリップしてると思うの・・」とビックリ仰天ニュースみたいな事言うもんだから
「んな馬鹿な!あり得んだろ?」
「馬鹿はアンタ!もし、そうなら居ないはずの私達が関わると歴史が・・私達が知ってる歴史をイタズラに変える事になるのよ!」と怒ってる。
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